scene127  身の振り方

 デーヴィス採掘の作業スケジュールは、一週間七日のうち六日間の労働と、一日の休日がある。この鉱山で採掘している他の中小企業もこれと同じだ。その他二つの大手、テジックのいるプレイスメント工機と、ベーリック・ジュエリー社は週休二日の体制を執っているようだ。
 トオルが作業に加わったのは週の最初の作業日で、この日は週の最後の作業日を迎えた。六日目ともなると土砂運搬の仕事については完全に習得し、サンドスの手ほどきがなくても作業を行うことができるようになっていた。
 ただ連続で六日目の作業となれば当然ながら疲労は溜まる。この日もトオルは気力を振り絞って作業を行う。空気の循環設備は整っているもののなお酸素は薄く、かつ高温多湿のこの坑道内では、体力の消費も著しい。そのため昼休憩になっても、トオルは食事を摂るのも苦労する。
「た、食べないの?」
 サンドスは、弁当になかなか手を付けないトオルを心配して声をかける。トオルは大丈夫ですと返して、肉料理を一口運ぶ。
 デーヴィス採掘の乱雑な事務所の中で、彼らはいつも昼食を摂る。一時間の休憩中、昼食を摂り終われば午後の作業開始までは自由に過ごすことができる。この一時間うちに山を下って自宅で昼食を摂って帰ってくる者もいれば、弁当をさっさと平らげ、隣の仮眠室で寝ている者もいる。デーヴィスはその仮眠組のうちの一人だ。
 それ以外はこの事務所の中や外で談笑したりなど様々で、トオルの周りには“事務所で談笑”組が座っていた。その時も仕事の班通り自然と分かれてしまうようで、ここにはトオルと一緒に作業をしている者が固まっている。
「まあ僕でもきついんだし、子供がいきなりこんな重労働すれば、食事も喉を通らなくなるよね」
 穏やかな顔でノードはトオルをいたわる。トオル以外は既に食事を終えている。この仕事に長く従事していれば、トオルのような状況はとうに克服しているのだろう。
「無理をする必要はない。本当にしんどくなったら遠慮せずに言うんだぞ。デーヴィスがなんと言おうと自分がなんとかする」
 真顔でややきつめの口調で話すこの男はマスマティと言う。基本的に顔ごとではなく目線を向けて人と話す彼は、その鋭い目つきと口調も相まってとっつきにくい印象を与える。しかし話してみれば、他人をしっかりと思いやれる人だということが分かる。
「その時はジョージ、あんたからも言ってやってくれると良いんだが」
 マスマティの隣に座っている無精ひげを生やした無表情の男は、黙ったまま軽くうなずいた。ジョージは普段から無口でほとんど言葉を発することはない。しかしその整った顔立ちから、それは彼の魅力を引き立たせている。
「ありがとうございます」
 トオルは優しさを噛み締めて礼を言うと、迷惑はかけまいと、弁当を一口二口と押し込めた。

 採掘作業に加わって一週目が終わろうとしている。これまでにない疲労感がトオルを遅い、体験したことのないほどの激しい筋肉痛が全身を襲っている。しかしこれほどのことでトオルは音を上げたくなかった。思いはただ一つ、強くなるため。
 早朝から夜まで続けられる作業に、毎日帰ってからはくたくたで、夕食を摂っている間に眠り招かれない日はないと言っても良かった。そして寝ても抜けきらない疲労。土砂運搬のトロッコを押すのも、上り坂は一人では登れないほどに調子は悪かった。作業手順は余すところなく覚えたが、作業自体はサンドスの補助なしではやり遂げることができないほどだった。
 しかしそれでもデーヴィスは何も言わない。それは多分、自分がなにも申告しないからなのだろうとトオルは考えていた。それに、これが責任でもあるとトオルは感じていた。共同作業において、誰かが抜ければその分は他の誰かがやらなければならない。サッカーでも一人が退場になれば戦況は厳しくなる。それと同じだ。
 そんな力が満足に入らない体では作業も遅くなる。そうすると余計に体が重く感じてくるので、トオルはそれを紛らわすために、トロッコを押している間は疲れを意識しないよう注意を別の所に向けるようにした。垂直にならされた壁、踏み固められた土、吊るされている電灯に、それに沿って天井を走るコード。坑道を補強するために組まれている木枠、脇を這う酸素補充用のホース、ぼろいトロッコ、積まれたただの岩。
(意外にいろんなものがあるんだな)
 トオルがこれまで漠然と抱いていた採掘現場のイメージと言えば、つるはしで穴を掘って行って、ライトはヘルメットに付いているものを使って進んで行くという感じだった。とはいえ坑道がどうなっているかなんて真剣に考えたことはない。
 トオルが一緒に作業を行う面々がどのような担当を受け持っているかは、これまでの流れでなんとなく知っている。
 隣で一緒にトロッコを押しているのはサンドス。掘削機で穴を掘り進めるのは社長のデーヴィス。遅刻魔のノードは、坑道内の木枠を組み立てたり、電灯の設置、送風設備の延伸を行う。土砂や岩、鉱石はある程度簡単に仕分られてからトロッコで運び出すのだが、その判別作業を行っているのがマスマティ。ジョージは、デーヴィスが掘り進めた穴を、木枠が組み易いように成形したり、その木枠や電灯などの材料を補充、運搬している。
 すべてはデーヴィスが誰をどこに割り当てるかを指示している。社長であり、二ルートあるうちのこちら側の班長でもある彼に指揮権があるのは当然だ。
(俺も、司令塔としてやっていけるかな)
 トオルは中学のサッカー部時代、エースであり司令塔であった。しかしこの旅において、その役割を果たしてきたかと言えば、決してそうではなかった。
(全部エミに任せっきりだったな……。こういうのは、俺が頑張らないといけないだろ)
 エミは、自分には強気な発言も多いが、それでも十五歳の女子だ。年上とはいえ、メイリも女子。唯一の男が二人を守るように動かないでどうする。
(俺は、このままじゃいけない。今の俺は弱すぎる。――だけど、この先どうすればいい?)
 二人を守りながら、加えてこの旅の先に待っているであろう鉄壁の守備陣をどう攻略していくか。トオルにとってサッカーのどんな局面よりも難しい問題が思考を支配している間、それまで身体を支配していた疲労を感じることはなかった。

 翌日も、前日と変わらぬ晴れやかな空が広がった。トオルたちが抱える悩みなど些細なことと笑い飛ばすかのように、潮風が軽快に吹き抜けていく。
 本当ならこの疲れた体を癒すために、休日である今日は一日中寝るつもりでトオルはいた。しかし昼ごろに自然と目が覚め、それから眠りに就くことはできなかった。万全とは言わないが、身体も幾分軽くなっている。毎日身体を動かしていての突然の休暇にどうも落ち着けなく、トオルは風に当たるために外に出た。
 暖かな陽気と潮風がとても心地よく、これでもこの疲れを癒せそうに思った。だがこの感覚を味わえるのもあと三回だ。三週間後の定期船が来れば、それに乗ってトオルたちは本土のほうへと帰る。
 それまでに力が付くのか。単純な疑問がトオルに湧く。鍛錬すれば力はつくが、その鍛錬の期間は一ヶ月でいいのか。もしかしたらこの島で二ヶ月三ヶ月と採掘現場を手伝ったほうがよいのではないか。そうすれば確実に力はつくだろう。
 しかし、一ヶ月でこの島を出るのと、数ヶ月鍛錬してこの島を出るのと、結果的にどちらが早く地球へ帰ることができるのか。それだけはいくら考えても分からない。ユカの下で修業した際、魔法石の扱いなんかは異例の一週間と言う短さで習得した。このペースで魔法石の能力を最大限に引き出せるほどの技術をられるとしたら、その力を駆使して真魔石を探し出すことも可能なんじゃないか。
(どうすればいいんだろ。わかんね)
 トオルは思考にさじを投げた。休みのうちは、頭も休めたい。トオルは頭を空にしようと、アパート群の中を歩き回る。
「トオル」
 マスマティの呼ぶ声が聞こえた。見上げると、すぐ横のアパートの二階の小さなベランダから、彼が身を乗り出していた。どうやらここがマスマティの家のようだ。
「どうした? どこか放心したような顔をしていたが、……やはり仕事はきついか」
「いや、そうじゃないです。ちょっとこの先の事を考えていて」
 あまり元気のいい声じゃないと、トオルは自分でも感じた。マスマティはちょっと待てと言い残して、その首を引っ込める。やがてアパートの影から姿を現した。
「外で悪いな、人を上げれないほど部屋が散らかっているから」

 トオルは同じ作業場のメンバーには、既に事情を説明している。レイトサイトから来た事や、帰るために真魔石を探して旅を続けていること。彼らは驚きつつも、親身になって話を聴いてくれた。キワにはエミやメイリから伝わっているらしい。
「つまり一ヶ月後、成長できているのかってことか」
 二人は、アパートのある平地の山側にある、休憩所のベンチに座っている。そこには、木で造られた直列に置かれた二対のベンチと、それを覆うこれもまた木製の雨避けが作られている。この島にいる主婦などは、昼間の空いた時間にここで井戸端会議を開いている。
「自分の考えを言わせてもらうと、一ヶ月後に旅を再開したほうがいいだろう」
「えっ?」
 トオルはマスマティの案に耳を疑う。それほどあっさりと結論付けられるものなのか。
「思うほど難しいことではないと思うけどな。話を聞く限り君たちは、短期間で多くの経験をして、成果を得てる。要は心持ちの問題じゃないか?」
「心持ち……。本当にそんなので変わんのかな?」
「今のままじゃいけないという気持ちがあったから、この仕事に率先して参加したんだろ?」
 トオルは彼の言葉にはっとした。思い返せばそうだ。そもそも昨日、それに近いことを考えていたじゃないか。何が劇的に変わるわけでもない。しかし、心だけは弱く持ってはいけない。この先どんなことがあろうと生き抜くには、心が強くないといけない。
「――ありがとうマスマティさん。俺、なんとかなるかも」
 心の奥で消えかかっていた何かが、今息を吹き返した。まだまだ弱くて、かつての大きさには戻らないが、芯が少しずつ固くなっていくような気がした。
 カーシックの死から、エミの拉致事件、大会の戦績、窃盗犯ベルナークとの戦い。ここのところ、己の弱さや無力さを知らしめられることが多かった。それでしぼみかけていた意気は、再び膨らむ。マスマティの言葉が大きな力を持っているわけではない。だがその小さな起爆剤は、トオルの意志の中でこれ以上ない最善のルートで展開していった。
 この心の沈没を、エミたちには話していない、話せるわけがなかった。トオルは昔から、弱きを助けるという矜持を持ち、ゆえに自らは強者であらねばならないと確信していたからだ。それが今はじけ、そして別の何かで満たされていった。

「ん? マスマティくんとトオルくんじゃないか」
 山へ続く道から姿を現したのはノードだった。大きなリュックを背負い、ライト付きのヘルメットをかぶり、首にはいろんなものをぶら下げ、手にはファイルを持っている。
「ノードさん。今日もですか?」
「ん? ああ、今日で完了したよ」
「なにやってたんだ? そんな探検隊みたいな格好で」
 ノードは完全装備である。おそらくどこかで遭難しても、サバイバル生活をしながら数週間は生き延びるのではないかと言うくらいだ。
「山をね、図ってたんだよ。山の地形図を作るのが趣味なんだ」
「地形図……?」
「地図とかで見たことないかい? 等高線って言う線が土地の高さに合わせて書かれてるのを」
 トオルはポンと手を打つ。確かに社会科の地図帳にそんなものが描かれていたような気がした。
「変わってんなー」
 トオルはいつかサンドスにもしたような、肯定の意味の言葉をかける。ノードには説明しなくともそれが通じたようだ。
「あはは。ぼくもそうだけど、マスマティくんも変わってるよ。推理小説を書いてるんだ」
「ノードさん、別に言わなくていいんですよ」
 マスマティは少し慌てたふうを見せる。彼のこんな場面は初めて見た。
「すっげー。よくあんなん書けんなぁ。変わってんな」
「変わってるか? 自分みたいな趣味のやつは結構いると思うんだが……」
「ね? だからマスマティくんって、物事を筋道立てて話したり、分析したりするのが得意なのさ」
 なるほどとトオルは合点がいった。先ほどこれほどまでに彼の考えをすんなりと受け入れられ、心を持ち直せたのはその趣味があったからなのだと。
 ここでトオルは、もう一人の作業員を思い出した。
「あの無口なジョージさんは? なにか得意なことあるのか?」
「ん? 彼は、なんでもそつなくこなすね」
「そうだな、ジョージさんは何でもできる。苦手だというものを見たことがない」
「へぇ」
 トオルは思わず嘆息を漏らした。いわゆる万能選手。何でもできて見た目も良い。ジョージは無口でほとんど会話したことはないが、そこにいるだけでその空間が護られているような感覚を覚えていた。
(いつかいろいろ話してみよう)
 三人はいつしかジョージのことから、今晩テレビで放映される、プリズネイトマスターフェスティバルの特番のことへと話題が移っていた。

 つかの間の休みはあっという間に終わり、トオルにとって二週目の作業に入った。一ヶ月という期間限定の作業員としては、もう作業を教えてもらうという段階は終わらせて一人分の仕事をこなさなければならない。トオルはその段階を無事乗り越えて、一人力の作業をこなすまでになっていた。
 元々デーヴィスら五人でしっかりと回せていた現場に一人増えたところで、新しい作業現れることもなく、トオルは他の作業員の補佐という役割に落ち着いた。要は、手が足りてないところを手伝え、ということである。
 トオルはこの処遇に不満はない。複数の作業を体験することができ、ゆえに飽きることもなく、常に違う動きをするのだから、体を満遍なく使う。そしてそんな状況だから疲れて音を上げる暇もなく、時間は早く過ぎる。体を鍛えられて、そして一ヶ月の期間が短く感じるのなら、それは一番いい。
(なんか、変だな……)
 トオルがちょっとした違和感に気付いたのはその週の三日目だった。その日もいつものように各作業を手伝っていたのだが、どこかそれぞれ作業に追求していないようだった。言い表すのは難しい。責任感は持ってやっているし、作業も手慣れている。だがどこか今一つ、作業の一つ一つの手順に対してその意思が行き届いていないように思えた。
(なんだかみんな、機械的な作業をしてるみたいだ――)
 掘り進めて、石を選り分けて、土砂を運び、環境を整える。確かに機械的な作業が延々と続く。しかし、どこかに腑に落ちない点がある。デーヴィスはみるからに闘志をみなぎらせて作業をしている。彼が社長だからか。対して他の作業員、ノード、サンドス、マスマティは生気が薄い。
(あれ?)
 トオルはマスマティの手元を見て、その違和感の端を見つけた気がした。手伝っていたノードの横をそっと離れ、すぐ二歩離れたマスマティの横へしゃがみこんだ。
「マスマティさん、その石とかの選別、サンドスさんのほうが得意なんじゃ?」
 デーヴィスが操る採掘機の音が響く中、トオルは大きめに声を発する。この言葉にマスマティはトオルを一瞥するが、そのまま手元に視線を戻す。
「私語は休憩の時だけだ。作業に戻るんだ」
 マスマティもそれなりに大声で話したが、口調は素っ気ない。トオルはその態度に首をひねりつつ持ち場に戻る。彼の言うことはもっともで、言われたことに不満があるわけではない。しかしどこかそれ以外の意味も含まれているような気がした。岩石を砕くエンジン音が響く中、この会話はこの二人以外には届いていなかった。

「よぉし、昼だ!」
 デーヴィスの合図とともに、各自作業が一段落するところで手を止める。作業によってそのタイミングがバラバラなため、自然と坑道の外へと出る時間には差ができる。だがいつも、採掘機の運転を止めるだけのデーヴィスが一番乗りだ。
 全作業の補佐を担当している、いわゆる下っ端雑用のトオルは、当然のことながらすべての作業が終わるまで手伝うので、休憩に入る時間は最後になる。この日は、デーヴィスが掘り進めた坑道の整形を担当するジョージとともに、最後に作業場を離れた。
 いつものようにジョージは無口で、この日もまだ一度も会話を交わしていない。だがトオルは彼とは積極的に話してみたいと思っており、同時にトオルが気付いた疑問についてどう思っているかにも興味が湧いた。前をまっすぐに見て歩く彼の横につきながら、トオルは考えを口にする。
「この作業の振り分けって、デーヴィスさんが決めたのか?」
 ジョージは小さく首を縦に振る。この調子でいつも相手とは目を合わせず、ほとんど目線や指差しで対話する。
「おかしいと思わないすか? サンドスさんに石とかの選別やらせればいいのに。得意なんだし」
 これに対してジョージは何の反応も示さない。そういえば彼は何でもそつなくこなすと聞いた。関係のないことだと思っているのだろうか。トオルは軽く首をひねると、それ以上彼に質問を投げるのを諦めた。
「デーヴィスさんに直接言ってこようっと」
「――やめとけ」
 トオルが駆け出そうとすると、小さな声が聞こえた。不意に声をかけられたので、それがジョージが発したものだと気付くのには一時の間があり、そしてその時には走り出した足を止めるタイミングを失っていた。  先に引き上げている途中の作業員らを追い抜かして、デーヴィスに追いついたのは坑道から事務所に戻る途中の道だった。
「デーヴィスさん!」
 息を切らしながら追いかけてきたトオルに、デーヴィスは不思議そうな表情をする。
「作業担当、おかしくないか? もっとみんな得意な作業を任せたほうが――」
 矢継ぎ早に発したその言葉に、デーヴィスは瞬時に眉をひそめた。
「わしが一生懸命考えて決めたんだ! 真面目に作業すればいいんだよ!」
 怒声が響く。不快な感情を隠しもせず、デーヴィスはトオルを見下ろす。
「トオル、お前のことは嫌いじゃねぇが、ここはわしの会社だ。わしの言うとおりに働けばいいんだ!」
 デーヴィスは踵を返すと、いつにもまして肩を揺さぶらせながら事務所のほうへと歩いて行った。
 トオルはただ立ち尽くした。これまでともに作業してきた中で、間違いなくデーヴィスは他の作業員のことを思いやっていたし、彼らとの間にも信頼感は築けていたはずだ。しかし今の言動に、作業員のことを考えているという印象を受けることはなかった。
「どうしたんだい?」
「ノードさん、マスマティさん」
 途中で追い抜かしたノードとマスマティが追いつく。トオルは渋い表情を浮かべる。
「デーヴィスさんに、作業担当を変えたほうがいいって言ったんだけど――」
 言葉を言い終わる前に、二人の表情は見るからに曇った。
「言っても無駄だ。あの人はそのことだけには聞く耳を持たない」
 マスマティの苦渋が混じった言葉。その言葉が指し示す事態を、トオルには納得することができなかった。

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